カフェ開業にはいくら必要?開業費用7項目と資金の考え方を解説

「カフェを始めたいけど、300万円あればできるのか、500万円必要なのか、1,000万円以上必要なのか分からない」

これからカフェやコーヒー屋を開業したい方の中には、そんな疑問を持っている方も多いと思います。

結論から言うと、カフェの開業費用は、お店の規模・物件・設備などによってかなり変わります。

僕自身、比較的小さく始めた店舗では300万円前後で開業したことがあります。

一方で、物件自体を購入してお店を作ったケースでは、数千万円規模になったこともあります。

そのため、

「カフェを始めるなら○○万円必要」

と一つの数字で決めることは難しいです。

大切なのは、平均的な金額を見ることよりも、

自分が作りたいお店では、何にどれくらいのお金が必要なのか

を一つずつ整理することです。

この記事では、カフェ開業で必要になる主な費用を7つに分けて解説します。

カフェ開業で必要になる主な費用は7つ

カフェやコーヒー店を開業するときには、大きく分けて次のような費用がかかります。

  1. 物件取得費
  2. 内装・外装工事費
  3. 厨房設備・コーヒー機器
  4. 家具・食器・備品
  5. 開業前の仕入れ
  6. 広告・ホームページ・販促費
  7. 運転資金

それぞれ見ていきます。

1. 物件取得費

まず必要になるのが、店舗となる物件を借りるためのお金です。

賃貸物件であれば、

  • 敷金
  • 礼金
  • 保証金
  • 仲介手数料
  • 前家賃
  • 保証会社への費用

などが必要になる場合があります。

条件は物件によって大きく異なります。

また、家賃だけを見るのではなく、その物件を実際に営業できる状態にするまで、全部でいくら必要なのかを見ることが大切です。

例えば、以前も飲食店として使われていた居抜き物件であれば、既存の設備や内装を活用できる場合があります。

一方で、何もないスケルトン状態から店舗を作る場合は、その後の工事費が大きくなることがあります。

物件を比較するときは、月々の家賃だけではなく、初期費用と工事費まで含めて考える必要があります。

2. 内装・外装工事費

次に、内装・外装工事です。

カフェの店舗工事というと、壁や床、天井などをイメージするかもしれませんが、それ以外にもさまざまな工事があります。

例えば、

  • 電気工事
  • 水道工事
  • ガス工事
  • 空調
  • 厨房まわり
  • 照明
  • 看板
  • 外装

などです。

ここは、開業費用の中でも大きな割合を占めやすい部分です。

特に、スケルトン状態から一から店舗を作る場合と、居抜き物件を活用する場合では、金額がかなり変わります。

内装や外装は、こだわろうと思えばいくらでもお金をかけられます。

だからこそ、

自分のお店に本当に必要な部分はどこなのか

を考えることが大切です。

清潔感があり、お店のコンセプトが伝わり、お客様が快適に過ごせる。

まずはそこを満たすことを優先してもいいと思います。

3. 厨房設備・コーヒー機器

三つ目が、厨房設備やコーヒー機器です。

例えば、

  • 冷蔵庫
  • 製氷機
  • シンク
  • コンロ
  • オーブン
  • コーヒーミル
  • エスプレッソマシン
  • コーヒーメーカー
  • 焙煎機

などがあります。

必要な設備は、お店のメニューによって変わります。

コーヒーと焼き菓子だけのお店と、ランチをしっかり提供するお店では、必要な厨房設備はまったく違います。

また、新品ですべて揃えるか、中古設備を活用するかでも費用は大きく変わります。

高い設備ほど良いとは限りません。

大切なのは、

自分のメニュー・提供量・求める品質に必要な設備を選ぶこと

です。

最初からすべて最高級の機器を揃える必要はないと思います。

4. 家具・食器・備品

四つ目が、家具や備品です。

一つ一つはそれほど高く見えなくても、全部揃えていくと意外と大きな金額になります。

例えば、

  • テーブル
  • 椅子
  • カップ
  • グラス
  • お皿
  • カトラリー
  • トレー
  • 調理器具
  • 収納用品
  • レジ用品

などがあります。

開業すると、

「あれも必要だった」

「これも必要だった」

と細かな買い物が増えやすいです。

ここも、最初から完璧に揃えなくてもいいと思います。

まず営業に必要なものから準備して、実際に営業しながら必要なものを追加する方法もあります。

5. 開業前の仕入れ

五つ目が、開業時の商品や材料の仕入れです。

コーヒー店であれば、

  • コーヒー豆
  • 牛乳
  • 食材
  • 焼き菓子
  • テイクアウトカップ
  • 包装資材
  • 消耗品

などを、オープン前に用意する必要があります。

メニュー数を増やすほど、必要な食材や在庫も増えていきます。

その分、仕入れ資金も大きくなりますし、売れなかった場合の在庫リスクも増えます。

最初はメニューをある程度絞って始め、売れ方を見ながら増やしていく方法も一つです。

6. 広告・ホームページ・販促費

六つ目が、集客のためのお金です。

例えば、

  • ホームページ
  • 看板
  • ショップカード
  • チラシ
  • SNS広告
  • 写真撮影
  • メニュー制作

などがあります。

開業時には店舗そのものに多くのお金を使う一方で、

「オープンしたあと、どうやってお店を知ってもらうか」

についての予算が抜けていることがあります。

でも、どれだけ良いお店を作っても、お客様に存在を知ってもらえなければ来店にはつながりません。

そのため、開業資金の中には、集客や販促のためのお金も含めて考えることをおすすめします。

7. 運転資金

そして、僕がかなり重要だと思っているのが運転資金です。

開業費用というと、

「お店をオープンするまでにいくら必要か」

だけを考えてしまいがちです。

でも、本当に重要なのは、オープンしたあとも営業を続けられることです。

開業した翌月から、計画通りのお客様が来て、計画通りの売上が上がるとは限りません。

それでも、

  • 家賃
  • 光熱費
  • 仕入れ
  • 人件費
  • 通信費

などは必要です。

そのため、開業時に持っているお金をすべて店舗づくりに使ってしまうのではなく、一定額を運転資金として残しておくことも大切です。

結局、カフェ開業にはいくら必要?

では、結局カフェを開業するためにはいくら必要なのでしょうか。

やはりこれは、お店によってかなり違います。

小さな店舗で、居抜き物件や中古設備などをうまく活用すれば、数百万円程度から始められるケースもあります。

一方で、

大きな物件を借りる。

内装を一から作る。

高額な設備を導入する。

物件そのものを購入する。

となれば、1,000万円以上、場合によっては数千万円規模になることもあります。

だから大切なのは、

「カフェ開業には平均いくら必要なのか」ではなく、「自分がやりたい店ならいくら必要なのか」を計算すること

だと思います。

予算を使い切ることが正解ではない

例えば500万円の開業資金を準備できたからといって、500万円すべてを店舗づくりに使う必要はありません。

300万円程度で自分がやりたいお店を作れるのであれば、残りの200万円を運転資金として残しておくこともできます。

営業を始めてから、

「この設備を追加したい」

「ここを改善したい」

と感じることもあります。

その時に使える資金が残っていることは、大きな安心材料になります。

重要なのは、

「いくら使えるか」ではなく、「いくらなら無理なく始めて、続けられるか」

という視点です。

自分のお店に必要な金額を一つずつ積み上げる

カフェ開業では、

「300万円あればできる」

「500万円必要」

「1,000万円ないと難しい」

といった一つの数字だけで判断しない方がいいと思います。

まず、

どんな場所でやるのか。

どれくらいの広さが必要なのか。

何を提供するのか。

どんな設備が必要なのか。

スタッフを雇うのか。

自分はどんな働き方をしたいのか。

こうしたことを整理してから、必要な費用を一つずつ積み上げていく。

その方が、自分に合った開業資金が見えてきます。

お店を作ることがゴールではありません。

開業したあとも無理なく営業を続けられる資金計画を作ること

が大切です。

自分の場合の開業費用を整理したい方へ

「自分が考えているお店なら、いくら必要?」

「500万円で足りる?」

「設備にどこまでお金をかけたらいい?」

「この物件で開業して大丈夫?」

といったことを一度整理したい方には、カフェ開業のお試しコンサルも行っています。

現在考えている店舗規模・物件・設備・開業資金などを伺いながら、無理のない開業計画を一緒に整理していきます。

▼カフェ開業お試しコンサルの詳細はこちら

YouTubeでも、カフェ開業に必要な費用7項目について解説しています。